家計負担の軽減には、支出を減らすことが最適です。もちろん、食費などの変動費の節約も大切ですが、まずは「固定費の見直し」から。特にスマホ代については固定費の見直しを行いやすく、節約効果も大きいです。ひまパパが長年auを利用していたということもあり、au利用者が少しでも月々の支払いを安くする方法をお伝えします。
- スマホ代の見直しをしたい人
- 月々のスマホ代がどのくらい変動するかを知りたい人
- auを利用している人
月々のスマホ代は家計負担の多くを占めています。その見直しは必須です。
料金プランの変更
まずは料金プランを変更するというものです。auの場合「My au アプリ」からオンラインで手続きが行えます。特に利用していない不要なオプションは解約することが必須です。契約時に特典利用のため、オプションが自動付加していることがあるので、確認の必要があります。
月々の通話料とデータ利用量も確認して、自分に合ったプランに変更する必要もあります。
手続きは店頭手続きも可能ですが、オンラインでの手続きが簡単です。一部、行えない場合は店頭手続きになります。
- データ利用量が月1GB以内→使い放題MAXからピタットプランへ
- 通話をあまりしない・しない→通話定額ライト(880円/月)または解約
- 利用していないオプション→解約
割引オプションの適用
2つ目は割引オプションを適用させて、月々の料金を安くするという方法です。主な割引は次のとおりです。
- 家族割プラス
- auスマートバリュー
- au PAY カード支払い割
それぞれ見ていきます。
家族割プラス
「対象の料金プランに加入の同居されているご家族の人数に応じて、お申し込み翌月から月々のご利用料金を割り引くサービスです。(転用:auホームページ)」
ホームページ上ではこのような表現になっていますが、auのスマホとタブレットを所有している場合も割引適用になります。つまり、家族の人数というより、回線数というイメージになります。
・2人で加入→550円/月 の割引
・3人以上で加入→1,100円/月 の割引
auスマートバリュー
こちらは①auスマホで対象の料金プラン②対象のご自宅のインターネットサービス(ネット+電話)が適用条件になります。
例えば、使い放題MAXプランとauひかり+電話で1,100円の割引になります。
・ピタッットプラン→550円/月 の割引
・使い放題MAX→1,100円/月 の割引
auスマートバリューはキャッシュバックキャンペーンを行っているときがあります。
au PAY カード支払い割
au PAYカードでの支払いで月々の利用料金を割り引くサービスです。
・ピタッットプラン→187円/月 の割引
・使い放題MAX→110円/月 の割引
割引オプションを適用させると大変お得です。また、家族全員が同キャリアにしたほうが、割引オプションの効果は大きいです。
auからUQモバイルまたはpovoへ
さらに料金を下げたい場合は、UQモバイルまたはpovoへの変更になります。
どちらも「SIMロック解除不要」、「MNP転出不要」で乗り換えが可能です。
他社へ乗り換える場合は、「MNP予約番号の発行」と「SIMロック解除」をしないといけないのですが、同じauブランドであるため不要です。また、通信回線についても同じKDDI回線であるため、これまでと同様の通信速度を維持できます。
UQモバイル
UQモバイルはauのサブブランドになります。
基本となる料金プランは次のとおりです。
くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
---|---|---|---|
基本月額料金 | 1,628円/月 | 2,728円/月 | 3,828円/月 |
基本データ容量 | 3GB/月 | 15GB/月 | 25GB/月 |
繰越可能データ容量 | 5GB | 5GB | 5GB |
節約モード時 | 最大 300 Kbps | 最大 1 Mbps | 最大 1 Mbps |
節約モードを利用すれば、データ容量を消費することなく利用できます。
さらに、UQモバイルでは「自宅セット割」を適用することでさらにお得になります。条件は、①でんきコース または ② インターネットコースがあり、適用することで料金が次のとおりになります。
くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
---|---|---|---|
基本月額料金(割引前) | 1,628円/月 | 2,728円/月 | 3,828円/月 |
基本月額料金(割引後) | 990円/月 | 2,090円/月 | 2,970円/月 |
基本データ容量 | 3GB/月 | 15GB/月 | 25GB/月 |
利用できるデータ量は少ないですが、月額料金は安くなります。節約モードを利用すれば、大変お得になります。余ったデータ容量は上限5GBまで繰り越すことができるのも魅力です。
povo
povoはauのオンライン専用ブランドです。
特徴としては、基本料金0円で自分に必要なデータ量やサービスを「トッピング」して利用します。主なトッピングは次のとおりになります。
データトッピング | 利用料金 |
---|---|
データ使い放題(24時間) | 330円 |
データ追加 1 GB (7日間) | 390円 |
データ追加 3 GB (30日間) | 990円 |
データ追加 20 GB (30日間) | 2,700円 |
データ追加 60 GB (90日間) | 6,490円 |
自分の用途に合わせて月々の料金を調整できるということが魅力です。一方で、「キャリアメールが利用できない」「端末販売を行っていない」「対応がオンラインのみ」というデメリットがあります。
auから格安SIMへ
auから格安SIMへの乗り換えはスマホ代を抑えるという面では最適です。格安SIMは種類も豊富で20種類ほどあります。逆に数が多すぎて、どれにすればよいか分からなくなるほどです。
格安SIMでおすすめは「IIjmio」と「mineo」です。月額2,000円程度で利用できます。他にも格安SIMではないですが「楽天モバイル」も月額0円〜3,000円程度で利用することができます。
スマホ代はいくらまで安くなるのか
ここまでいくつかお伝えしましたが、結局スマホ代はいくらまで安くなるのかということをお伝えします。
auの場合
データ利用量や通話オプションなどによって異なるのですが、大体の目安として以下の通りです。データ利用量が一つの目安として、「通話オプションはなし」「割引オプションはすべて適用」した場合になります。
・ピタッットプラン→2,178円/月 (月のデータ利用量1GB未満)
・使い放題MAX→4,928円/月
- 大容量のデータ量を利用したい人
- 充実したオプションサービスを付加したい人
- 通信速度や安定の通信回線でスマホを利用したい人
- スマホの扱いが苦手で窓口や電話対応で手続きを行いたい人
auの場合「Amazon プライム」や「Netflix」が料金プランの選択肢にあり、「auスマートパスプレミアム」を付けられるなど、オプションサービスが充実しています。
- とにかく安くスマホを利用したい人
- 月々のデータ利用量が20GB以下の人
- オプションサービスが不要な人
- 通信速度や通信回線にこだわりがない人
UQモバイルの場合
UQモバイルの場合、自宅セット割を適用して、以下の場合にが最安になります、
・くりこしプランS:990円/月 (3GB)
・くりこしプランM:2,090円/月 (15GB)
- 少ないデータ容量で利用が可能な人
- 安定した通信回線で利用したい人
- いざというときに窓口対応や電話対応を残しておきたい人
- 自宅セット割などの割引が適用できない人
- 豊富な料金プラン・オプションから選択したい人
- データ利用量が25GB以上の人
povoの場合
povoの場合、自分の利用状況に応じて月額料金を調整することができますが、大体の目安が以下のとおりです。
・データ追加3GB:990円/月
・データ追加20GB:2,700円/月
- 月々のデータ利用量が20GB以下の人
- 自分で必要なサービスを調整したい人
- オンラインのみ対応でも可能な人(設定を自分で行うことができる人)
- 月々のデータ利用量が20GB以上の人
- 困ったときに店舗でのサポートや電話対応を受けたい人
- キャリアメールを利用している人
- 機種変更時は端末セットで購入したい人
格安SIMの場合
格安SIMはスマホ代を抑える方法には適しています。
・IIjmio:2,000円/月 (20ギガプラン)
・mineo:2,178円/月 (20GB)
・楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI):1,078円(1GB〜3GB)
・楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI):2,178円(3GB〜20GB)
- とにかく安くスマホを利用したい人
- 通信速度や通信状況が不安定になっても構わない人
- 月々のデータ利用量が少ない人
- 初期設定を自分で行うことができる人
- 通信速度や通信状況にこだわりたい人
- 困ったときに店舗でのサポートや電話対応を受けたい人
- キャリアメールやキャリアが提供しているサービスを利用したい人
ひまパパのスマホ代見直し(見直し前)
ひまパパの利用しているスマホ代がどのように変わったのかをお示しします。
iPhone
変更前の請求・契約状況は次のとおりです。
プラン利用料 | 5,550 | |
auフラット20(スーパーカケホ/V) | 2,980 | |
auフラットプラン(データ/V) | 4,720 | |
2年契約+家族割 | -1,500 | |
LTE NET | 300 | |
au スマートバリュー | -1,000 | |
通話料/フラット20(スーパーカケホV) | 500 | |
通話料 | 840 | |
フラット20(スーパーカケホV)割引 | -340 | |
故障紛失サポート(ACS)/税込 | 1,309 | |
Apple製品保証/税込 | 1,045 | |
Apple製品 紛失補償/税込 | 264 | |
auかんたん決済利用料 | 409 | |
ユニバーサルサービス料 | 2 | |
消費税 | 600 | |
総額 | 8,320 |
・データ利用量 12.13GB
こちらは、家電量販店で契約したのですが、様々なオプションに入っていました。今見ても、不要なオプションが多くあります。
タブレット
タブレットはiPhone購入時に同時に購入した旧型のものになります。用途は自宅での利用です。
プラン利用料 | 1,000 | |
タブレットプランライト 4G | 1,000 | |
ユニバーサルサービス | 2 | |
消費税 | 100 | |
総額 | 1,102 |
データ利用量 0.06GB
スマホ(仕事用)
仕事用のスマホも所持しています。出張時の通話が主ですが、利用することは少ないです。
プラン利用料 | 998 | |
1,168 | ||
-170 | ||
通話料/VKプランS(N) | 0 | |
通話料 | 180 | |
無料通話料/通話料 | -180 | |
ユニバーサルサービス料 | 2 | |
消費税 | 100 | |
総額 | 1,100 |
ひまパパのスマホ代見直し(見直し後)
スマホ代の見直し後どのようになったか。スマホが2台、タブレットが1台あったため、最適な利用方法を検討をしました。
iPhone
月々のデータ利用量が10GB程度ということもあり、キャリア変更を行い、楽天モバイルへ変更しました。ひまパパは楽天経済圏ということもあり、楽天モバイルへの移行を決めました。
通信については、現在のところ繋がりづらいなどはありません。ただ、これまで自宅も含めて、ひまパパの地域はKDDIでは5G通信だったのですが、楽天モバイルに変更後4G通信になりました。
ひまパパは電話番号を仕事用とプライベート用で2つ持ちなため、楽天モバイルにしました。電話番号が1つだけならUQモバイルにしていました。
タブレット
解約をしました。
利用方法を見ていると、自宅での利用が大半で、外での利用が殆どなかったことから、不要な支出と判断し解約をしました。今後、外で利用する場合は、デザリングで利用する予定です。
スマホ(仕事用)
こちらについては、povoへ移行しました。こちらの携帯については、仕事とプライベートを分けたいという、ひまパパの性格のため所有している携帯です。仕事は内勤であるため、月々の支払いは出張時の通話料などで基本ありません。
また、iPoneが楽天モバイルは通信に不安があるため、通信障害や圏外になっているときには、povoのデータ通信を利用する予定です。
ひまパパのスマホ代見直し(まとめ)
機種 | キャリア (変更前) | 月々料金 (変更前) | → | キャリア (変更後) | 月々料金 (変更後) |
---|---|---|---|---|---|
iPhone | au | 8,320 | → | 楽天モバイル | 2,178 |
タブレット | au | 1,102 | → | 解約 | 0 |
スマホ(仕事用) | au | 1,100 | → | povo | 0 |
総額 | 10,522 | 2,178 |
なんと!
約10,000円から約2,000円
という大幅な見直しを行うことができました。
今回のキャリア変更により、auスマートバリューという割引が利用不可になりました。その関係で、通信費の一つである光回線についても変更をする予定です。そのことについては、変更後に別記事でお伝えします。
まとめ
スマホ代は何を重視するかによって、どのようにも安くすることが可能です。
- 料金プランの変更
- 割引オプションの適用
- 大手キャリアからサブブランド(au→uqやpovo)への変更
- 格安SIMへの変更
自分に合った利用方法を見つけていただけたら幸いです。
スマホ代の見直しをすることで家計支出を大幅に削減ができるかもしれませんよ。